キャンプの必需品!火消しツボの重要性と使い方について
火消しツボはその名の通り、炭や薪の火を消すための道具です。
ベテランキャンパーはもちろん、少しキャンプに慣れてきたら必ず欲しくなるギアの一つなのですが、
初めは「そんなのいる?」と思ってしまうギアでしょう。
値段の割には地味だし、購入を躊躇するアイテムだと思います。
しかし、断言します。火消しツボは絶対にあった方がいいです!
間違った炭の処分について
キャンプ終盤、サイトの予約時間もそろそろ終わりに…さて片付けるか、
というタイミングで炭に水をかけたりしていませんか?
それ、非常に危険です!
燃焼中の炭に水をかけると、水蒸気と共に激しく灰が舞い散り、火傷の原因になります。
また、コンロのなかに水と混ざった灰が大量に発生するので、片付けも面倒になるというデメリットもあります。
よくある間違った知識に、炭は土に埋めればいいというものがありますが、
これは絶対にやめてください!
炭は土に埋めても熱を持ち続けます。
万が一誰かが踏んだりすれば大火傷となり責任を問われることになります。
また、周辺の植物を焼いてしまったり、キャンプサイトの芝を傷つけてしまうので絶対にやめましょう。
炭が燃え尽きるのを待つという手段もありますが、とても時間がかかる上、実は危険性もあります。
炭は燃え尽きたように見えても内部に熱を持っていることがあり、それが原因で火災になった事例もあります。
素人にはこの判断が非常に難しいのであまりオススメできません。
炭の正しい鎮火方法について
炭の正しい鎮火方法は2つあります。
①密閉容器に入れて酸素の供給を断つ
②バケツ等に水を張って、その中に完全に沈めきる
これらを簡単かつ安全に行うための道具が「火消しツボ」なんですね。
火消しツボにも種類があり、酸素の供給を断つ方法のものが多いのですが、
容器が熱々になり危険というデメリットがあります。
最大600度にまでなる炭をパンパンに詰めれば、当然といえば当然ですね。
子供が触ってしまう等のトラブルを考えるとベストな鎮火方法は水を張って、沈める
ことです。
最強の火消しツボはこれ!
結論から言うとユニフレームさんが販売する「火消し壺SUS 665763」が最強です。
①酸素の供給を断つ②水に沈める
どちらにも対応できる万能型の火消し壺です。
この火消し壺のいいところは、安全性と利便性が同居している点です。
水による鎮火が可能なので、容器が熱々になり火傷するリスクも減らせます。
また、蓋にはパッキンがついており水漏れの心配がありません。
倒れても水がこぼれる心配がない、これは超重要です。
この製品、唯一のデメリットを上げるとすれば値段が高い点ですが、
キャンプギアの中でも「火」に関わるギアはケチらない方がいいです
なぜなら、「火」に関する事故は命の危険に直結するためです。
万が一、車内で燃焼中の炭が転がったら…
ギアには火が燃え移りやすいものも沢山ありますよね。想像するだけで恐ろしいです。
ここはしっかり信頼できるものを選ぶのがいいでしょう。
お財布にも環境にも優しいエコなやつ!
オールステンレスのため、サビにも強く、お手入れも簡単なので、1度購入すれば長く使えます。
そういう意味でもエコですが、実はこの火消し壺、
内部に「ザル」がついているので、帰宅後に炭の入ったザルをそのままベランダに吊るして乾燥させるだけで、
次回のキャンプで炭を再使用できるという優れものなんです!
サッと消化して、大きい炭は次回また使う。
お財布にも環境にも優しい出来るやつです。
細かい部分にも配慮がある、さすがです。
使い勝手の点でも妥協を許しません。流石ユニレームさん。
まず、蓋部分に通気口があります。
熱した炭を密閉すると容器内部の空気が膨張することで蓋が開きにくくなります。
これは他のメーカーから出ている火消しツボのレビューで必ずと言っていいほど目にします。
しかし、「SUS 665763」には通気口があるため、
密閉状態で蓋が開かない場合、通気口を押し込むことで外に空気を逃し、蓋が簡単に開くようになっています!
また、内部のザルですが、ここにも工夫があります。
取手部分の中央に凹みがあります。この凹みのおかげで乾燥させる際に安定します。
使ってみるとわかりますが、このちょっとした凹みがめちゃくちゃ使い勝手に影響するので、嬉しい気遣いです。
ワンポイントアドバイス
片付けの際、灰は、100均に売っている小さな塵取りホウキを使うと楽です。
持ち帰った灰はそのまま台所に流すと確実に排水溝が詰まります。
ここで役立つのが、
キッチン用排水口カバー!
キッチン用の物は目が細かいので、灰をキャッチしてくれます!
これを使えば排水溝をつまらせる心配もないので、ぜひ試してみてください。
火消しツボで片付けもスマートに!
美味しい料理を外で食べたり、みんなで焚き火を囲んだり…キャンプは最高の思い出になります。
だからこそ片付けの場面もスマートに行きたいですよね。
間違っても炭を地面に捨てるなんてことはしないでください。
自分がよければそれでいい、そういう姿を子供や仲間はしっかり見ています。
どんなに火起こしや料理でいいところを見せても、最後がダメでは台無しです。
終わり良ければ全て良し!
片付けの際、オールステンの美しい火消しツボをスマートに使いこなせばポイントアップ間違いなし!
「SUS665763」で片付けまでカッコいいキャンパーになりましょう!